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兎取締ノ儀

更新日:2007-09-20 (木) 23:35:32

参考:明治時代にはウサギ・バブルがあった!?(エキサイトニュース)
    税金がかけられたウサギ飼育(明治DB)
    ウサギの日本文化史(前田光男 著)

明治6年(1873年)、東京府により府達された税法。
明治9年(1876年)に兎取締規則に改正され、明治12年(1879年)廃止に至る
内容は次の通り

  • 飼育しているウサギの届出を義務化
  • ウサギ飼育1匹に対して、月1円の税の徴収
  • 無届でウサギを飼育した場合、1匹につき2円の罰金
  • ウサギの兎会の催し、及び競売の禁止

当時の1円は、米30kgが購入できた額。
これは食費3ヶ月分の米代に匹敵し、かなりの重税が課せられたといえる
 

概要

現在、愛玩動物として飼われている兎であるが、もともと日本にはカイウサギはいなかった
(ノウサギは生息していたが、アナウサギは生息せず)
明治時代、海外より舶来品としてやってきたカイウサギに人々は熱中する
やがて、珍しい品種には高価な値段がつけられるようになり、投機の対象となる。
あちこちで兎会が開かれ、兎の価格はバブル状態となった
なかにはわざと兎に色を染め、珍種として売りつける詐欺事件も発生するほどであった

商工活動にも支障をきたすことになったとして、行政も対策に乗り出す
大阪府は明治5年(1872年)、「兎売買ノ市立・集会禁止」に関する布令を出し、取締りを始める
そして、東京府に至っては上の重税が府達されたという次第である。

この達府後、急速に兎バブルは収束する。
兎を多数養兎していた為に破産においこまれた者も多数現れ、
高騰した兎は5銭という超安値で叩き売られ、処分できなかった兎は野や川へ捨てられ、または殺処分された。

Tag: 雑学

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Last-modified: 2007-09-20 (木) 23:35:32