なんか汚らしい画像ですが、気にしないでください。
これは容器から中身をぶちまけた状態です。
左から、生パイナップルジュース、濃縮還元ジュース、ただの水です。
画像では、期待したような劇的な変化はないように見えますが..。
100%生パイナップルジュースの方は、スンナリと出てきたのに対して、濃縮還元100%パイナップルジュースとただの水の容器からはなかなか出てきませんでした
ウサギの毛はご存知のように、水に濡れるとかなり纏わりつくタイプの毛なのですが
それが生パイナップルジュース側では、毛の繊維それぞれがバラバラになって広がっていました
今回の実験で分かったことは..
パイナップルジュースで、毛球が完全に溶解してしまう訳ではありませんが、
カタマリとなりにくい状態、するりと流れやすい状態へとある程度溶けて変化しており
毛球症予防の効果としては期待できる印象を持ちました
もちろん、実際にウサギさんのお腹の中に入ったら、どのような効果を発揮するのかは分かりませんが、全く無意味ではないように思います。
追記:パイナップルのパパイン酵素では毛球のタンパク質分解は難しいようです。
今回の実験でも毛球が溶解した...とはいえない状態でした。
ですが、何らかの変化は少しは生じたのではないかと思います。
毛球周辺の、何か別のタンパク質が溶解することで変化が現れたのかもしれません
さて、ここで新たな疑問が生じます。
ただの水はともかく、なぜ濃縮還元のジュースでは効果が出なかったのでしょうか?
それは、このパイナップルジュースに含まれる酵素の特性に秘密が隠されていたのです
・パイナップルの酵素、ブロメラインとは?
パイナップルの成分には、ブロメラインという酵素が含まれています。これはたんぱく質分解酵素(システインブロムナーゼ)と呼ばれるもので、
食品産業では肉の軟化作用を用いたり、飼料産業では魚のあらの蛋白質を溶かしたりするのに良く用いられる酵素です。
ウサギの毛もタンパク質で出来ていますから、このブロメライン酵素によって効果が期待できるわけです。その蛋白質分解作用はかなり強力だと聞きます。
でも、そんな強力なブロメラインにも弱点があります。それは熱に弱いこと。60℃程度の熱で、その効果は失われてしまうのです。
先ほどの濃縮還元ジュースの場合、果汁濃縮の為に果汁に加熱が行われ、
ブロメラインの効果が失われてしまったと思われます。
また、パイナップルの缶詰の場合も、熱消毒が行われるために同様に効果が失われています
よって、毛球症予防の為には、熱処理を行っていない100%パイナップルジュースを選ぶ必要があるわけです。
・参考 パパイヤ酵素・パパインとは?
パイナップルに限らず、他の果実で蛋白質分解酵素を持つものはあります。
パパイヤやキウイフルーツ、イチジクにも含まれいます。
ウサギのサプリメントでよく目にするパパイヤ・エンザイム(エンザイムとは酵素の意味です)
これはパパイヤ果実成分のパパインという酵素が入っています
これもパイナップルと同じようにジュースにして摂取する方法も考えられますが..
熟したパパイヤには含まれていないとのこと。つまり青い果実でなければ効果がないそうです。
普段スーパーで売られているパパイヤは完熟した果実。ジュースにする意味はなさそうですね
サプリメントによる酵素摂取の方がベストと思われます
・おまけ 実際にウサギたちに与えてみました..
せっかく作ったので、我が家のウサギたちに味見してもらうことにしました
普段からパインキューブをオヤツに与えていて、みな大好物ですから
きっと食いつきが良いものと思っていたのですが...