我が家のウサギ達のかかった病気をレポート  更新日2006年7月10日

手術(子宮摘出・子宮腺癌)



・2006年6月25日

以前からシコリの存在が指摘されたグレイス
今月に入り、その大きさが若干大きくなってきたとの診断を受け、開腹して調べてもらうことに
ただ、調査の為だけにお腹を開けるというのは納得できないので
子宮摘出の去勢手術を行い、その際にシコリを調べてもらうことにしました

仕事の関係で手術前日に動物病院へグレイスを預かってもらいました
当のグレイスは、いつも通り、ケージに入れられ不機嫌モード全開
ウサギとしては、やや高齢(5歳4ヶ月)の為、手術に耐えられるかが心配でした




・2006年6月26日(手術日当日)
動物病院から昼1時頃に連絡あり、今から手術を行うとのこと
グレイスはペレットの入った容器をひっくり返す等の抗議行動をしていたそうです

最初の連絡から数時間後、無事手術は終わったとの連絡がありました!
どうやらシコリの原因は膨張した子宮の一部であったそうです


・2006年6月27日(お迎え日)
朝一で動物病院に向かいました
グレイスはケージの中で大人しくしていました..でも出される時は少し暴れたかな?

問題のシコリの原因は、肥大した子宮の一部でした
特に左側部位がかなり膨張していて、通常の倍はあったそうです
デジカメによる画像も見せてもらいました。
前回の血尿も、おそらく子宮の疾患起因によるものだったのではないかとのこと

子宮組織の病理検査の結果は10日前後かかるそうで
まだ子宮内の膨張組織については分かりません。
腫瘍が良性のものなら良いのですが、もし悪性腫瘍・癌だと他の臓器に転移している可能性が
出てきます
ただ、開腹時に他の臓器を目視にて確認したが、腫瘍らしきものは見られなかった
膀胱も外見上は綺麗だったそうです

開腹手術を行ったので、グレイスさんのお腹は部分ハゲ状態
縫合跡もシッカリと分かります
 ※Clickで拡大します


縫い糸を齧ってしまわないようにカラーをつけるか否かですが
先生によると、意外とウサギは取らないケースが多いようです
なので、グレイスもとりあえずはカラー無しでいきます
もし手術跡をぐりぐりといじるようなことがあれば、カラー強制装着です

2日後に化膿止めの注射を受けに再び病院に行く予定です

診察料:
再診料:600円  入院費:2000円  避妊去勢手術費用:25000円
病理検査代:8000円  皮下注射代:1000円×2回
合計:39480円(税込み)


・6月29日
その2日後、グレイスの経過報告と化膿止めの注射を打つために動物病院へ
仕事帰りの夕刻に向かったら、待合室大混雑..
そんな状態なので、診察もいつもの診察室ではなくて、手術の部屋が仮の診察室に

グレイスは縫合糸をいじることなく、そのままの形で残していました。エライ!
食欲も徐々に戻りつつあります。診察の時にも暴れるパワーも戻りつつありますね

次回も2日間をあけての通院に。次回で最後の注射の予定。
抜糸は2週間後の予定となります

診察料:
再診料:600円  注射料:1000円 
合計:1680円(税込み)



・7月2日
術後経過確認と化膿止め注射2回目です。
グレイスの縫合跡は順調につながってきているようです
また、心配された縫合糸の噛みきりですが、ほとんど現状のままで問題ありませんでした
ただ、チョッと周辺に腫れがみられますが..しばらく様子を見ることに

来週、抜糸の予定です。

診察料:
再診料:600円  注射料:1000円 
合計:1680円(税込み)




・7月10日(抜糸・検査結果報告)
手術から2週間後の今日、ようやく抜糸です。
グレイスをひっくり返して保定。特殊なハサミを用いて糸を切り、抜いていきます。
この時はホントに珍しくグレイスは大人しくしてくれました。最初で最後かも?
グレイスの処置はこれにて終了。あとは検査結果報告となりました。しかし...

病理検査の結果、症状は子宮腺癌。腫瘍は悪性のものでした

ただ、腺癌の場合、外科手術で完全切除されれば問題はないとのこと
もちろん、転移している場合も考えられ、その場合は全身に渡るようです

癌ということで、抗がん剤の投与が考えられるのですが..

抗がん剤は血管に毎回注入しなければならず、また抗がん剤は体にかなり負担がかかる
グレイスの場合、子宮角断端、左右卵巣に異常な箇所が見られなかったことと
手術時に転移した腫瘍が目視では確認できなかったことから
グレイスには抗がん剤を使わないことにしました

これがベストな判断かは分かりません
後に転移が見つかれば、もう完治は無理となるでしょう..
ですが、薬剤を投与する為に血管に手術する必要があること
そして抗がん剤投与時にはかなり体に負担を強いることになることを考えると
化学療法に踏み切る判断には至れませんでした

ウサギは、動物実験により抗がん剤の致死量のデータは豊富にあるそうですが
ウサギそのものの、悪性腫瘍に関する治療経過のデータは皆無だそうです
やはり日本の獣医療環境では、まだ犬猫どまりのようです..

グレイスについては、今後も注意して経過観察を行うことになりました
完全に治った、完治したとはいいきれない状態
まるで体に爆弾を抱えているかのような印象ですが..

グレイスの復活した食欲と、彼女の自己治癒能力を信じて
体の中に爆弾はあったけど不発弾だったぐらいの勢いで
元気良く、生き永らえて欲しいですね

診察料:
再診料:600円
合計:630円(税込み)

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